売り手買い手市場

売り手中心の市場と買い手中心の市場とを意味し、国内市場でも、物品供給の少ないときには買い手が買いあさるために売り手の勢いが強いび終戦時の物資窮乏時代はこうした売り手中心の市場でした。しかし産業が回復して、物資の供給が多くなり、輸出競争が行われると、売り手が売り競うところがら買い手が強くなって買い手中心の市場となります。貿易においては、外貨獲得のため、何所の国でも輸出の振興に国策の重点を置くためにの国際市場は買い手市場を常態とします。
自国商人によって取扱われる貿易品が、自国の国境を通遇しないため、自国税関の管轄外におかれるので、税開の作成する貿易統計にあらわれない貿易が見えざる貿易で、物品の出入と直接に関係がなく、外貨だけが国際収入になる場合、反対に外国で日本の外貨支払いがなされる場合など、貿易外収支を構成します。たとえば日本の海運業者が、外国航路の就航で取得する運賃収入や、それにともなう海上保険業者の保険料収入などは、見えざる貿易の好適例になります。

お金と貿易

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